09.25
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。


初秋ってやつですね。窓から見た日差しの印象は暑そうに見えるのに、出るとちょっと冷えた風が吹いていて心地よいみたいな。

空も高くなって。



今日のタイトルから、偏愛がにじみ出ていそうですが包丁についてです。
昨日の今日なので書かずにはおれんのです。笑


昨日元職場の先輩から、「今夜のプロフェッショナルに包丁研ぎの凄い人が出るみたいだよ!」というLINEをもらって。
研ぎ師の坂下勝美さんのことも、全然知らなかったので喜んで録画して。夜中に見たのですが素晴らしかったです。

研ぎだけでなく、生き様や仕事論も同時に学ばせてもらった感じでした。
再放送やらあると思うし百聞は一見にしかずなので、内容については端折りますが冒頭で坂下さんの研いだ包丁について名だたる料理人の方々がコメントする部分があって、みんな一様にこの素晴らしさをちょっと言葉で全部は説明できない。といった表情で語っていたのがすごく印象的でした。
と同時に、そのときめき私もわかるよ!というシンパシー。
前にも書いたかもですが、包丁は本当に研ぎで世界が全然変わる面白い道具です。
多分、どんな包丁もきちんと研いだらちゃんと人を感動させられるようになる。

切れる包丁で切ったものって、痛そうじゃないんですよね。一切れ一切れ成仏していくような、、素材のプライドを保ったまま食べ物になる覚悟を決めてもらうような。。ってかなり壮大かつ伝わりにくい表現をしていますが、なんかそんななんです。そう感じるほど美しい切り口だし、やっぱりおいしいとも思います。

私が研いだ包丁でそう感じるぐらいですから、坂下さんの包丁ってその何十倍も心を揺さぶるような切れ方をするんだと思います。
いいなぁ。。

魚を捌くカットがあったけれど、見てて思わず声が出るほどきれいでした。

私、前に研ぎたての包丁で手を切ったことがあったのですが、最初切れたことに気づかなかったんです。
その時に刀を交えるような時代の人に思いを馳せたのを覚えていて。
多分その一瞬後にみんな死んでしまうから真相はわからないけれど、斬られた時に(あぁ、全然痛くないわ。凄いなこの人。この刀。)みたいな、怒りや悲しみの奥に、もしかするとかすかな尊敬って生じたんじゃないかなと思ったんですよね。
あと、これは現実ですが治りがすごく早くて傷が残らなかった。

そうそう、坂下さんの応接間の包丁の保管というかディスプレイの仕方が独特(と思うのですが、普通?どうなんだろう)で、生け花みたいに立てて並べてあるのですが気持ちがわかりすぎて笑いました。包丁の林みたいになってておっかないんですけど刃には一番いいんじゃないかと思います。笑


包丁、素晴らしいしこちらの働きかけ(=研ぎ)で変わってくれる嬉しさもあるし、おいしいごはんを作る温かさや思いやりもある道具ですが当然“切る”という怖さも持っていて、そういうところも魅力だと思います。

包丁研ぎって敷居は高いし挫折も多いですが、一度できるようになったら紀元前、後ぐらいのインパクトがあるし、砥石が3つ(荒目・中目・修正砥石)があればかなり長い間、労力だけで嬉しさが続くのでおすすめです。ハマると研ぐのも楽しいし。。。あー、あれだ。今なんか勧めながらちょっと正しすぎて違う感を感じていたのですが、より良さをお伝えするなら“気持ちいいから。”です。切れる包丁で食材を切るのって気持ちいいうえ、そういう良いこともたくさんあるので。ぜひ。です。


研ぎのことばかり書きましたが、番組のメインは向き合い方だったりして自分と、自分の仕事を顧みたり。

あー、見れてよかった^^




さて、今週は新作週。

・ボリュームイヤリング(ピアス)

の3色展開です。
たまたまできたフォルムがかわいくて、思わず色展開してしまいました。
なんだったらもっとしたいぐらいです笑





web拍手 by FC2
comment 0
コメント
管理者にだけ表示を許可する