11.27
Fri

窓辺に立って息を
小さく曇った円に指を置く、
何を書こうか考えている間にするすると曇りは晴れて、鮮明な木枯らし。
心なんていい加減なもので、思うように象られていく
目の前の明るさをスルーして、曇天の記憶を減らない飴玉のようにループさせる、
逆もまた。
辛くなるのはやめましょう。
そんなシンプルな解を前に、晴れているか曇っているかさえ、もうどうでも。
もう一度、深呼吸
小さな曇り空が消える前に、すかさず小さなハートを。

楕円形のプレートの一部を小さく曇らせた、小さな窓のようなネックレスができました。
ネックレスのアジャスタートップには結露のようなガラスのしずくを。

小さな窓はミニチュアみたいで、そんな距離感もまたいいのかと思います。
小さな自分が、小さな窓を曇らせて、落ち込んでみたり元気を出したり。
ちょっと励ましたくなってしまったら儲けものな気がします。

シンプル、ミニマル。ちょっとひねりもありながら、あまりそれがバレないタイプの。
そんなアクセサリーになりました。
普段遣いはもちろんオフィスでも。
Material:Silver925
真鍮/K10/K18/K18WG/Ptでのご用意も可能でございます。お気軽にお問い合わせくださいませ。
窓の大きさ : 約8mm×5mm
詳細(追加写真含む)・ご購入はこちらから、(当日21:00頃アップの予定です)
Creema
minne
Pinkoi


11.06
Fri

「酸っぱい、甘い。時々苦い」
よくよく考えてみると、とても複雑な味で。
とても身近で、
ありふれた、
でも面白い食べ物なのかもしれないと、

すぐそこにあるものの良さがわからなくなるという現象は、往々にしてよくあり
その危険性についてよく聞かされてもいるので、本心であれポーズであれ定期的に気をつける機会に見舞われるのですが、
よく知ったものの複雑さについては、少しおろそかにしがちなのではないかと思い至ったときに
ちょっとハッとしました。
美しく、醜く、甘く、苦く、酸っぱく、
見た目のことではなくて、
変わる。
私も、あなたも。
わからないという前提を忘れないようにしよう。
それは少し苦く、でもとても価値のあること。

ぽつりと涙みたいな小さなピアス。
でもちょっとよれていて、あまり悲しくないのです。
さり気なくアシンメトリーなフォルムが一様でない心のようで、少し優しい気もします。
普段遣いに活躍してくれるアイテムかと思います。
もちろん、(これは涙。)と見立てる日があっても。
Material:Silver925
K10/K18/K18WG/Ptでの製作も承っております。お気軽にご相談くださいませ。
詳細・ご購入はこちらから、(翌土曜日21:00頃アップの予定です)
Creema
minne
Pinkoi


08.28
Fri

飛行機の窓から、よく知った街を見るのが好きです。
雲間から覗く景色はパズルのようで、
自分のいない日常をかき集めるように、つい一生懸命見つめてしまう。
愛しくなる、すぐそこに戻りたくなる。
ちょっと離れただけで当たり前がきらめいて、
やっぱり空の上はちょっと天国に似ている。

つるつるに磨き上げた曲面に、雲を浮かべていくようにところどころランダムに加工を施しました。
リングを覗き込むとまるで遠い雲の隙間から、この今を見るような。

オブジェのような滑らかな曲線、
サイズによって微妙にフォルムが変わるのも、雲のように自由で良いかと思います。
(ふたつ写っている写真の少し細長いほうが13号、丸っこいほうが8号です)
風船のように膨らみの内側をぎりぎりまで削ってあるので、意外と軽いつけ心地。
そのため手を洗うと、ちゃぽんと水が中に入りますのでついでに指輪の中も洗ってすっきりと。


指輪なので装飾品なのですが、小休止というか
立ち止まって今を考える場所のような、ちょっと変わった存在感があります。
Material:Silver925
真鍮、K10、K18/K18WG、Ptでの製作も承っております。お気軽にご相談くださいませ。
詳細(追加写真含む)・ご購入はこちらから、(当日21:00頃アップの予定です)
Creema
minne
Pinkoi



意味について考える時、
自分の中でベクトルが揺れる。
それは
私の中の確かさを追った結果の声なのか、
それとも
私を含んだ、誰かを頷かせるための説明なのか。
ついゆるされやすそうな方をとってしまいそうになるけど、
多分、違う。
答えなんて考えるまでもなく知っていて、意味ってきっと、伝える手段。
誰かに、自分に、
名前のないものを間に置いて、
さて私たちどうしましょう。
困ったように笑い合って、さてこれからのこと。

ネックレスのルールを破ったような、アクセサリーができました。
最長時120cmの牛革紐を斜めがけ。
ちょこんとさがる、手で千切ったような形のシルバーチャーム。
結び目もナチュラルなアクセントに。
「それ、何?」って訊かれても正直答えようがない。
でも、なんか素敵だと思うんです。
ふざけていて、まじめで。

こちらも、厚手のアルミホイルを千切ったような。
でもちょっとやわらかさのあるような
そんなチャームのブレスレットができました。
男の人がつけても、女の人がつけても
よくわからないけどちょっとかっこよくて、少しやわらかい雰囲気になるような気がします。
掲載写真のようなデニムとの組み合わせもいいのですが、
真っ黒なワンピースなどと組み合わせても、はっとするような側面を見せてくれるように思います。

Material:Silver925
真鍮/K10/K18/K18WG/Ptでの製作も承っております。お気軽にご相談くださいませ。
詳細(追加写真含む)・ご購入はこちらから、(当日21:00頃アップの予定です)
Creema
minne
Pinkoi(Tuesday)
とても晴れているからという理由で、早くて今日、そうでなくても来週までにまた新作のリングも出してしまいそうです。



もし比較するなら、
実物の布よりも、描かれた布の方が好きです。
それはどれだけ写実的であろうと抽象的であろうと、当然布そのものではなく、
それ故か、にもかかわらずか、他のモチーフよりも描き手の理想や見方の癖が入ってしまうように思うんです。
風を孕むカーテン。
凛とした佇まいのクロス。
分厚いパイ生地のように薄く折り重なるシーツの側面。
無造作に投げ置かれたシャツの袖口。
はためく洗濯物。
なんでもない光景にほとんど無意識的に加えられる理想に、美しい欲深さを感じるのです。
よく見ること と、知ること は延長線上につながっていて
更にその先に 好き もある。
デッサンしながら、そんなことを思いました。
見たままを忠実になぞるというのがデッサンの基本だとして、
そうもいかない、というのもデッサンなのかななど。

シャツの襟や、カフスのような折り重なるフォルムが印象的なリングができました。
決してシンプルでもミニマルでもないのですが、ストイックできちんとした雰囲気が。
美術館がとても似合うように思います。

ピアスは布をぱたりと畳んだようなシンプルなフォルム。
ほんの少しアシンメトリーにしてあるので、左右のバランスも違和感なくお使いいただけます。
ピアスポストをパーツの上の方に付けてありますので耳たぶから少しはみ出る様子に、より布感を感じるような。
幅広のシンプルなリボン。と思っても可愛いです。
Material:Silver925
真鍮、K10でのご用意も可能でございます。お気軽にお問い合わせくださいませ。
K18/K18WG/Ptでの製作も承っております。お気軽にご相談くださいませ。
詳細(追加写真含む)・ご購入はこちらから、(
Creema
Pinkoi

