03.30
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

先週、作るのが好きだということを書いたのですが。
これはなんでしょうね。
認識するとより好きになるということなのか、ずっと作っていたいんですよね。

ワックスで原型を作り、金属で原型を作りを行き来しながらずっと作っています。
特注のご依頼をお受けしたりもしながら。

いつまでこの生活が続くかは、わからない。
でも、すごく幸せだなと思います。ズタボロで流れ着くようにたどり着いたみたいな感じですが、よかったなと。

よく「今これとこれを進めていて、、」という話をここでしてかなり時間がかかってしまうという詐欺めいたお知らせをしてしまうのが嫌なのですが、3アイテムが商品化一歩手前で、大物は相変わらず詰めています。

あと、手のメンテナンスも継続していて。メンテナンスというか治療ですね。
右手の薬指がとても大事で。もちろんどの指も大事ではあるのですが、酷使している+動作上かなり重要で。
ピンポイントでケアしてもらっているおかげで、ちゃんと結果も出ていて毎回驚きます。
前だったらこれぐらいやったら動かしにくくなってたな、っていうところでまだ踏み込めるようになっていたり。

かといって調子に乗って負荷をかけまくってもいけないと思うので、気持ち的には寿命を延ばしてもらったみたいな気持ちでいます。
大事に使わせてもらおうと。

なんだか今夜の水曜日記はだらだらと書いていますが、ようやくデザインに困ったことがないというビーズアイテム時代の感覚と彫金アイテムの技術とが合わさってきていて心地いいな、幸せだな、と思ったことを書きたかったみたい。笑


そんなわけで写真は撮っているもののまだ見せられるものがなく、インスタを止めてしまっているのですが4月から、、、と思っています。

あー、なんか私に聞きたいこととか知りたいこと、して欲しいことってありますかね。
自分じゃ自分のことなのでなんもおもしろくないんですよ。特別なこともないなと。笑
もしあったら教えてもらえると、とてもとても嬉しいです。
コメントでもDMでもメールでもTwitterでもインスタグラムでも、LINEでもどこからでも。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m



今夜はこんな感じでおやすみですね。
ではまた来週の水曜日に。




◇atmosphere peace公式ラインアカウント◇


M.png


メンテナンスやご相談などお気軽にご活用いただけたらと思います。

お友達登録どうぞよろしくお願いいたします。

友だち追加



web拍手 by FC2
comment 0
03.23
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

インスタグラムがめちゃくちゃ滞っていてすみません。
ちょっと体調を崩しておりました。もう元気です、あとコロナではないです。

うちに、渡辺有子さんの「風邪とごはん」というお気に入りの料理本があるのですが風邪にまつわるごはんばかりなんです。ひく前とひいた時とひいた後とによさそうなレシピがたくさん載っていて。

この本を見ているだけで、ちょっと看病されてるような気分になるのと、もし身近な人が体調が悪くなったらどれかを作ろうと思うのも優しい気持ちになれていいんです。元気な時にぱらぱら見たり。

よく聞く話ですが、ちょっと調子が悪くなるのは立ち止まるサインというのは、本当のことだと思います。
むしろそうするための装置とさえ言えるとも。

小さなお休み、大きなお休み。

“本当はどうしたい?”、“忘れてきているものはない?”

こういうことは元気な時だって、棚卸のように時間をとって定期的に今後の計画を立てたりだとか別にできると思います。
でも、ちょっと元気ないぐらいの時の方がより立ち止まれるというような気もします。どちらの時に出した答えがよいかは別として。あとでまたあらためて考えるとして。

病み上がり、淡々とジュエリーを作っています。

好きですね、作るのが。どうやら、やっぱり。



そんな1週間でした。

関東でも雪が降ったりして。
激しめの三寒四温、皆様も体調気をつけてくださいね。

それではまた来週の水曜の夜に。


◇atmosphere peace公式ラインアカウント◇


M.png


メンテナンスやご相談などお気軽にご活用いただけたらと思います。

お友達登録どうぞよろしくお願いいたします。

友だち追加

web拍手 by FC2
comment 0
03.16
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

温かくなってきて、花も咲き始めていて。春ですね。
このブログを書き始めてからずっと、今日みたいな温かな春の日を迎えるたびに書きたいなと思いながら見送ってきた話があります。
今日は、それを書こうと。

私は歯が好きで歯科助手をしていた、というのはちょくちょく話しているので知っている方も多いと思うのですが、今日はその医院のお話。

私が勤めていたのは、伊勢佐木長者町のはずれにある小さな歯科医院でした。
患者さんのほとんどが生活保護を受けている方で、みんな歯は漫画みたいにぼろぼろ。ついさっきまで道で寝ていたんだけどね、というような風情の方や、過去非常にやんちゃだったと思しき方、はたまた口腔内が金庫のような金歯ぎらぎらのおじいさんなど。

春吉さんはそんな患者さんのひとりでした。
お若い方には伝わらないかもですが、裸の大将のコスプレをした小林亜星という表現で誰も間違えなさそうなそんなおじさんでした。
春吉さんは右足がなくて、義足をつけていて。
働き始めでただでさえ緊張している状態かつ、義足をつけている方と接したことのなかった私は多分すごくどぎまぎしながら、診療台に横になるために春吉さんが外した義足を、近くの壁に立てかけようと両手で抱えて運ぼうとしたんです。
そしたら、春吉さんが後ろから「俺の足盗ったな!」って言ったんです。
びっくりして振り返ると、すっごい悪い、そしてすっごいいい顔で笑っていて。
その一瞬で私は、こういう時、少なくとも春吉さんに対してどういう心で居たらいいのかを教えてもらった気がしました。

春吉さんは、わがままだわ言うことを聞かないわ文句を言うわでしたが、私や同僚も同じぐらい容赦しなかったので診療はいつもにぎやかで。

義歯が入って、診療が終了して随分経ってから春吉さんにいつも付き添って来ていた施設の方が他の患者さんといらした時に、春吉さんが亡くなったことを聞きました。

春吉さんはいつもあんな態度だったけど、実はうちの医院に来るのをとても楽しみにしてくれていたそう。

突然知った訃報に私も同僚たちも動揺していたのですが、その時に施設の方が付け足すように「春に亡くなったんです」と言って。
悲しいことではあるけれど、でもそこにいた全員が(ならよかったんだ)というような本当によく晴れた春の日のようなホッとしたような気持ちに包まれた感覚を今も覚えていて。

春が来たなと思うたびに、思い出します。




あの医院での話は、本当に山ほどあるのでまたどこかで話したいなー。
どれも今思うと結構素敵。



そんな晴れた春の日に。

ではまた来週の水曜の夜に。





◇atmosphere peace公式ラインアカウント◇


M.png


メンテナンスやご相談などお気軽にご活用いただけたらと思います。

お友達登録どうぞよろしくお願いいたします。

友だち追加


web拍手 by FC2
comment 2
03.11
Fri
おはようございます、今日は3月11日金曜の朝です。


東日本大地震から11年が経ちました。
現在の宮城、福島、岩手の状況についての記事を読みながらなんだか淡い色のような気持ちになっていました。
ごめんなさい、抽象的で。
よかったとも、悲しいねとも、まだまだだね、とも言い切れなくてそんな言葉が浮かびました。

今日この日記を書く際に少し、(もう、あえて言わない方が優しいのではないか)と思ったんです。
忘れてはいけないことだとは思うけど、辛いことを思い出すことでもあるし、読むのが辛い方もいるかもしれないと。
例えば心を守るために、のどかな日常に溶け込ませてしまうことが必要なこともあると思うんです。

そんなことを思いながら、記事を読み歩いていて私の気持ちがしっくり落ち着いたのは、お墓参りの感覚でした。
毎年、お墓参りをするような感覚でいられたら、誰も傷つけずに忘れずにいられるんじゃないかと思ったんです。
これからはそういう気持ちでいさせてもらおうと。


そしてatmosphere peaceが始まったエピソード0があるとしたらそれは間違いなくこの震災なんです。

私はこの仕事を続けている限り、いやもしも終わってしまってもatmosphere peaceのことを忘れてしまうことはないと思うのできっとずっとこの時の気持ちを忘れないと思います。

ここ数年、ここ数ヶ月で思いも寄らないきつめの状況に世界中の人がおかれていますね。

甘っちょろくて無力なのは承知ですが、そして事実が願いと真逆に進んでいることもわかっていますが、
訪れる死のすべてが、温かで穏やかであることを心から願います。叶ってなくても願います。


11年前に亡くなった誰かの大切な方々、大切な物、大切な場所、すべてのご冥福を祈ります。



今年もヤフーとLINEにて
3.11検索は、チカラになる。
※ヤフーで検索して10円、LINEで検索して10円、おひとりにつき合わせて20円を福島をはじめとした東北支援のために寄付します。




web拍手 by FC2
comment 0
03.09
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

うららか、っていい言葉ですよね。

うららか【麗か】:空が晴れて日が明るく照っているさま。

今日はそんな朝に書いています。

ちょっとひとつの答えのようなものに触れた気がするので、今日はそのことについて


友人の銅版画家であり陶芸家でイラストレーターでもあるなかむらまふねさんの個展を見に行ったことがきっかけで、学芸大学にある流浪堂さんのことを知りました。

素敵なご夫婦のなさっている素敵な古書店というのは、きっとウェブ検索でも伝わると思います。
ただ、私が初めてお店に行った時に感じた違和感とそれに対する結論についてどうしても書き留めておきたいと思ったんです。

それはお店に入る前、店先に並んだ本を横目で見た瞬間から始まっていました。
店内にはまさに所狭しと並べられた本たち、陳列を待つ積み上げられた本の山。
ハードカバーのもの、文庫、雑誌、新しいもの古いもの。

きれいだなーと思ったんです。

で、このきれいだなって印象は物理的にきれいというのもそうですが、“一度誰かの手に渡ったものにもかかわらず、新品のそれより【いいもの】の気配を纏っている”という感じなんです。一生懸命言葉にすると。

もちろん中古のもの=汚いではないにしても、でもこの雰囲気に対してとてもいい意味で私が初めて触れるような違和感を感じたんです。
その時に心に浮かんだことをそのまま書くと(ん、、?なんだか、きれいよりきれいな感じがするんだけどなんなんだこれは)です。

なんでだろうと、しばらく考えていて出たのが物にも記憶が残る説で。
一度でも、ちゃんと大切にされた経験のあるものはそれが物であっても気配に出てしまうんじゃないかと思ったんです。

気配とか、雰囲気とか、ふわっとしたつかみどころのない部分の話をしているようですが、それは料理と同じで配慮が事実に反映するようなことだとも思います。すごく些細な部分だから言われてみないとわからないとかそういうタイプの結果も出ているかもしれない。


差が出てしまう。

大切に扱うということが、新品に勝るという感覚。

物を作り、販売するということをしている者としてはちょっと見過ごせないことだと。

もしも私の立てた仮説と感じている印象が間違っていないとしたら、なおさら私は私の作るもの全てに心を込めたいし大事にしたいし、お客様の手に渡った後のその物の幸せも守りたいと思いました。
あと、きっとそれは人間も同じだと思うから、やっぱり人(動物も植物もなんだか全部ですよね)も大切にすべきだと思いました。流浪堂さんに並んでいる本のような雰囲気を纏った人は、きっと他の人も幸せにするような気がするし。


そんな“物”に対する新たな視点、価値観をいただいた、素敵な出会いでした。


流浪堂さんは今月末(2022/3/31)で今のお店を一旦閉め移転なさるそうです。
あと20日ほどですが、お近くの方はぜひ。
今のお店もすごく素敵なので名残惜しいですが、ご夫婦のなさるお店なら必ず素敵になるので次も楽しみです。


流浪堂



今夜もお読みいただいて嬉しいです。
どうぞまた来週の水曜の夜に。




◇atmosphere peace公式ラインアカウント◇


M.png


メンテナンスやご相談などお気軽にご活用いただけたらと思います。

お友達登録どうぞよろしくお願いいたします。

友だち追加




web拍手 by FC2
comment 0
03.02
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

今年でatmosphere peaceは10年活動をしていることになったのですが、その間にいろいろなことがありました。
地震や大雨、台風といった災害もたくさんありました、

2017年には北海道にいて、北朝鮮のミサイルが何度も上空を通過し本気の警報に震え上がりました。
テレビでは万が一落ちた時にどういう体勢を取れば被害が少なくなるか、という知っておかなくてはならないけれど絶対に活用したくない情報が度々流れげんなりした気持ちにさせられました。
初めて警報に叩き起こされた日の午後は、とても晴れていてでも街やお店が異様な静けさを放っていたのを覚えています。
国内のご注文がぱたりと来なくなり、戻るまでに2週間かかりました。


2019年からは香港の逃亡犯条例の改正案に反対するデモが起こりました。(現在進行形)
私は本格化する1ヶ月ほど前に行っていて、行く先々でとても優しくしてもらってその当時は香港からのご注文がたくさんあって、お客様もすごく丁寧な方ばかりでメッセージをいただいたりしていて。
デモが起きてから、香港からのご注文が一切なくなりました。私の歩いた道で人が殴られ蹴られているのをテレビで見ました。

新型コロナが蔓延し、2020年の3月に最初の緊急事態宣言が出されました。
ご注文はもちろん大幅に減り、ご注文をいただくたびに(これが最後かもしれない)と思いながら商品を作っていました。

そして先日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。


平和じゃないと、ジュエリーは売れないんです。


でもこういうショックなことがあって閑散としてしまったあとに、あるいは渦中に、“それでも必要なんです”とお求めくださる方もいらして、それはときめきや嬉しさによってご自身を守り、支えるためであったり、お互いの存在を象徴させたものを身につけるために欠かせないアイテムとしてであったりで。
私は作れなくなるところまでこの仕事を粛々と続けようと思います。


atmosphere peaceを始めるきっかけも、東日本大震災でした。

震災が起きた当初は違う仕事をしていて、被害の少ない場所にいることに罪悪感さえ覚えていました。
でもその時に得た気づきは今にも活きるようです。
それは、無事に平和にいられるならそれを最大限有効利用すること。
仕事をして、経済を止めないこと。得た利益を被害を受けて思うに任せないでいる人たちに届けること。

あまりにもささやかですが、それが私にできる最善だと思っています。


話は変わりますが、ある時まで私は中国の方のことを十把一絡げに良く思っていませんでした。

今でこそそのイメージの由来には、中国はそもそも国が国民を守ったりしないという歴史があったため、生き残るために必要に迫られて一人一人が強かにならざるを得なかったという背景も影響しているんだろうと思うのですが、知らなかったし知ろうともしていませんでした。

それが本当に信用のできる友人を得たこと、台湾や香港の至る所で本当に親切にしてもらったこと、うちで商品をお求めになったお客様が、大陸、台湾、香港に関わらず一人残らず丁寧で温かで良識のある方だったことによって、当たり前のことに気付かされたんです。

それは国籍関係なく、個人であるということでした。どこにだって胸が詰まるほど優しい人もいれば、顎が外れるほど理解に苦しむ人もいて、そのどちらでもない人もいて、それは日本人だってそうで。
なんならそれは関係性によっても変わるんです。

優しくされた経験の蓄積は、関わることも学ぶこともろくにせずにジャッジをしていたそれまでの私を恥ずかしくさせました。

ウクライナの人たちもロシアの人たちも、中国の人たちも、日本人も、ほとんどが道を聞かれて知っていれば教えてあげて、お礼を言われたらちょっと嬉しくなるような普通の人たちだと思います。

私、この戦争を見ていてとても怖いし良くないけれどひとつ救いがあるなと思っていて。
それは世界中のほとんどの人が戦争は良くない、してはいけないことだという側に立っているということで。
全然安心できる状況ではないし、次の展開だって読めないけれどひとりひとりのこの姿勢はいい結果をもたらしてくれるんじゃないかと思っています。

全ての人たちが穏やかに暮らせる日が早く来ることを心から願います。




これまで毎月の寄付は、状況に応じた国内外の地域に半額ずつ日本赤十字社経由で送金していたのですが、基本的にこの戦争が終わるまでユニセフのウクライナ緊急募金の一本にしようと思っています。


ウクライナ緊急募金/ユニセフ
寄付受付先はこちら↓
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/ukraine/


2月分の寄付は、3,000円をユニセフに送金いたしました。

※2020年度の寄付のできなかった期間を遡った1年前同月の寄付予定額+今月のご注文者様数×100円で算出しております。

10億円とかできたらなーって思いますけどね笑、でも終わるまでし続けるのが大事とも思おうと。



web拍手 by FC2
comment 0