09.25
Fri

混沌をやさしく含む、鈍色の海。
繰り返される、呼吸のようなリズムの波音。
“海”と楽しげに言うには華やかさに欠くその景色を前に、自分のことを思い出す。
失くしたというよりも、忘れていた。というのがしっくりくる。
遥か彼方の悲しみに、美しくも正しくもない答えを捧げて閉じるような安堵。
癒やしでもなんでもない、事実が私を救ってく。


つるりと磨かれた、けれどそれぞれに自由なフォルムのラブラドライトと、絹のシーツのようなしわや揺らぎを含むバロックパール。
また、前方から後方をゆるやかに繋ぐチェーンの揺れ感が波のようでこんな名前をつけました。
組み合わせると優しくてたくましい、海のようなイメージのアイテムに。
グレイとパールホワイトの組み合わせは一歩引いた品の良さを備えていて、優しい雰囲気に加え、着けているとそこはかとなく自信をもたらしてくれるような、そんな頼もしさがあります。
パーツ含む全長:約5cm(イヤリング)、約5.5cm(ピアス)

2本のチェーンが手の動きによって形を変えながら交差するような配置で、シンプルなブレスレットを作りました。
留め具側には絹のシーツにも似た、揺らぎを含むバロックパールをまるで隠すように。
中心をずらしたラブラドライトとチェーンの配置がお手元の動作を美しく見せてくれそうです。



アジャスター:なし
・ラブラドライト:グレイベース、光の加減により虹色の遊色効果を起こしブルーや黄色、希に赤色に見える。
その魅惑的な色彩によって、古来より霊性を引き出し直感力や洞察力、創造力を高める石といわれています。
また、自分が成すべきことや在り方を思い出させる手助けをするはたらきもあるようです。


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