02.22
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

小筆が上手く使える様になったら、今後のし袋は赤と黒の2種類を無地で持っておけばいいのでは、、ということで最近毎日習字を書いています。

とても楽しいことがあった翌日字が上手く書けなくて、ポジティブな要因でも心が落ち着いていないとだめなものなんだなとあらためて思いました。

あとカリグラフィーも習字もほんと似ているなと。


そんな状態になったのは先週末のこと、縁があって目の見えない方と2時間ほど話す機会があったんです。
目が見えなくなった世界について聞く中で、すごく印象的だったエピソードがふたつあったので今日はそのことを。

ひとつは、元々お酒が好きなのだけど今はなぜか、晩酌で奥さんがお酒を出してくれる時に、自分の前をグラスがスッと通ってコトッと置く、その “スッ” から既に美味しいんです。とおっしゃっていて。

これ元バーテンダーとしては、すごく気になるところで。

「香りですか?」「これから飲む予感で気分が上がるからですか?」など聞いてもそうではなくて、うまく言い表せないとのこと。
その流れから、目が見えなくなってわかる様になったことに相手のなんとなくの背格好と、サポートしてくれる方それぞれの仕草に驚くほど個人差があること、そして足音。とおっしゃっていて。

その話を聞いた時に、今この方に見えている私は私の知らない私だと思ったんです。

話した言葉と印象、そしてこの方が独自に感じたり読んだりしている気配のようなもので構成された私。

素敵である自信はまるでないんですが、いつかまたこの方や他の目の見えない方と会ったあとに(あの人、なんかきれいだったな)って思われる人になりたいと結構強く思いました。
そしてそれはその時気をつけたらいいだけというような簡単なことではないとも。

同時に、美しいものやきれいなもの、目で見て楽しむものを作っている者としてもきれいなものを作りたいなと思いました。
例えばatmosphere peaceのジュエリーを着けている方が嬉しい気持ちになって、その方が目の見えない方と会う時その嬉しい雰囲気はきっと届くと思うというのと、やはりatmosphere peaceというお店の運営自体もきれいでないとなとも思いました。

更に欲を言うと、最初のお酒のくだりであったような気配の美味しさのようなものを、どうにか込めることができたら素敵だなとも。

楽しかったなぁ。
「目が見えなくなったら、絶望の世界だと思っていたけどそうじゃなかったよ」とおっしゃっていたのが素敵でした。
もしまたお会いする機会があったら、聞きたいことがたくさんある。



今週はこの方を含め他にも色々な方と会ったり、新作の撮影やご注文やご依頼を通して気づきがあったり。
春に向かっているという感じがしてきました。

新作は、オブジェだと思っていただいたら良いかもと思います。。3月には出せるかな。というか出したいです。


ではまた来週の水曜日に。



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