07.21
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

あっという間で一週間が経って、時間って水風船のようなもので想像以上に伸び縮み、変形、するものだなとしみじみ思っています。

ここのところお知らせや嬉しいご報告がたくさんだったのですが、今夜はちょっと徒然と。

「もののけ姫」って観たことあります?

言わずと知れたジブリの名作ですが、そのワンシーンにシシ神が現れるシーンがあるんです。
シシ神が前足を一歩進めると、足に触れた地面から草花がふわっと芽吹いて、次の瞬間にはまたふわっと枯れていく。
それを繰り返していく。

そのシーンを昔は素直に、奇跡や特殊な力のようだと思って見ていたのですが
最近あれはとても日常だなと思うようになりました。

日常はどれだけくだらなくても、花のようで、そしてひとつひとつがきちんと過去になっていってしまうということ。
加えて、地面は思いのほか薄氷のようなもので、いつどの瞬間で踏み抜いてしまうかわからないということ、

それをコントロールすることは、できないということ。

今日は芽吹き、昨日になった日々は自然に枯れていく。
枯れていくというとちょっと表現が強いかもですが、それでもやはり過去は過去になり通り過ぎていくことは止められなくて、そしてその先頭に立って歩を進めているのが今ということなのだと思います。

いつまでも過去の中にいることを願ったこともあるけれど、それは、そうでない。

言い古された言葉ですが、やはり日々最善を。
そして、くだらない日常で100点だと思います。



夏の入り口でそんなことを思いました。



また来週の夜にお会いできたら、とても嬉しいです。


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