11.13
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。

寒い。

秋だ秋だと言っていたら、なんかもう冬でした。
温かくしていよう。おいしいラミーもアイスからチョコに切り替えよう。


さて、最近結構トピックが多いかも。珍しい。良いことです。

先日、用事があって出かけたのですが当日で予約が取れたので天王洲アイルで開催中のシャネルの「マドモアゼルプリヴェ展」に行ってきました。

シャネルの服が見れるよ、刺繍とかすごいよ。音声ガイダンスがハイテクだよ。ぐらいの予備知識しかなく行き、最初に通された部屋(白、黒、ベージュ、赤、ゴールドの5部屋ある)に置かれていた数千時間かけて作られた総スパンコール刺繍のパンツスーツを見た瞬間、その袖付けの美しさに軽く吐き気をもよおすほどの衝撃を受けました。。
もちろん刺繍も凄いんです。
でも、多分教えられたらできる可能性はゼロではないんじゃないかと思う感じ。ただ、それを合計とはいえ数千時間同じクオリティでやる狂気が一番求められていて、それができるかということだと思いますが。。

ちなみにその肩はもう、完全に美しいってこういうことかと思いました。
だいたい、それだけすごい刺繍を施されていながら目が釘付けになる肩。ってだけで相当で。
なんだろう、オートクチュールぐらいになるとこれが当たり前なんだろうか。。
自分のレベルでは、それがやっぱり凄いのか普通なのかわかりかねるのですが、凄まじさを感じました。
ちなみにインスタに上げたのですが、私3種類のジャケットの肩ばかり写真を撮って。
多分、この3つ同じ生地を使って作って肩だけ見せられても目指している印象が誰でもなんとなくわかるんじゃないかと思います。
フェミニン、アグレッシブ、エレガント。

肩の縫い付け方だけで表現できるって、造形の可能性ってブラックホールレベルで無限であり、シビアでもあるなと思いました。
ある程度原型はあるのかもですが、雲を掴むようなところから最適な線を見つけて実現するのは執念だと思います。

あと、展示されている服が出ているショーの動画がアプリで見れるようになっていたのが面白くて。

シャネル。
なんかシャネルってだけですごいじゃないですか。しかもオートクチュールで、すごい手間がかかっている感じで、もちろん肩もすごくて笑

でも、展示されている直立の服を見ても、自分が着る服を買う時のようなそっちの方向性のときめきって湧かないんです。
それが、実際にモデルさんが着て歩いているのを見たとたんに(きゃー!)ってなる。

ひとしきり、ときめいた後で(服は着て動いてなんぼじゃ!)というシャネルの(?)声が聞こえたような気がしました。




いいもの、いい形。
それを追求し続ける行為。


すごく楽しかったし、フォルムとの向き合い方の糸口としてもすごく勉強になったように思います。

たまたまうちに少し前にもらった5番の石鹸と、小さな香水があったのでナイスタイミングで使えた嬉しさというかわいいおまけつきで。

札幌に住んでいた身からすると、こう言うたびにちょっぴりモヤつくのですが。。(だって大体どうせ都心だし、行けないしさって思いまくってたので)
お近くの方はぜひ。
ちなみに要予約ですが無料ですー。すごいですよね、宣伝ってことなんでしょうけど加えて文化貢献だなと。
本物の技術を間近で見られるいい機会!



さて今週はお休み週。
彫金アイテムのリクエストがありスピンオフを作ったり、オーダーを作ったり、
もちろんご注文も作りつつという感じです。
楽しく、あったかく、頑張ります。



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