09.19
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。
毛糸が恋しくなってきたのは秋になった証拠でしょうか。
というわけで、近日中に毛糸を使った新作が出そうな感じです。
毛糸ぐらいですかね、、こう風物詩的なものを制作から感じるのって。
夏だからターコイズ、冬はファーみたいなことがあまりないので。
そんな秋のある日会期終了間近のショーメ展に行ってきました。
やっぱり、最寄りでこれだけのものが見られる状況。行かないわけにいかないなと。
でも、この言い方から伝わってしまうでしょうか。
あんまり乗り気じゃなかったんです。なぜか。
で、実際に見てやっぱりちがうんだなーと再確認したというか。
ざっくり言うとショーメのジュエリーってナポレオン周辺の方々中心に向けて作られたもので、間違いなく美しいし今の私にはそれに気づくことさえできないレベルのものすごい技術の集積なんです。
でも、全然好きじゃなくて。なんというか息ができない感じ。楽しく作っている要素の少ない感じ。
実際のところはわからないですが、たとえば見ている向きや照準、何を大事にしているか、が“ナポレオンが喜ぶかどうか。”だったんだろうなと思うような。
そりゃナポレオンですし、目眩がするような金額のものを作るわけなので現代だってそうすることが大事なんだろうとも思うのですが。全然好みじゃない〜と思いながら、何度もルネ・ラリックの作品のことが頭の中をよぎっていました。
ラリックって、きっとお互いに“比べてもらっちゃ困るわ”というような存在なのかもしれないのですがすごくラッキーな芸術家で、完全にラリックに丸投げでお金も時間も好きなだけ使いよし。みたいな石油王にかわいがられてものづくりをしていたようで。
そのためかラリックの作品って線とか、質感とか、ラリックの美意識において(よっしゃー!!)みたいな追求と喜びの結果なんだろうなと感じるんですよね。完全で、妥協もないのにやさしいというか、やわらかいというか、自然というか。
私が向かいたいのはそっちだなと思いました。
あと、多分、今からショーメを目指すのは遅すぎるのだとも思います。
私はあまりこういうことを言わないタイプですが、人間の機能上目を逸らせないところで。
でもだからラリック。というのではもちろん全然、全っ然なくて。というか今話しの土俵がすごいことになっている(ショーメとラリック。。笑)のであれですがという。(しつこい笑)
ただ、私の中にもしかすると何かいいものがあるかもしれなくて、それを掘り出せたら自分や、誰かを嬉しくさせるようなミラクルが起きるんじゃないかと思って、それを掘り出す精度を少しでも上げられるよう頑張って技術を得ようとしている、それが今。という感じですね。
昔からですが売れるものを作ろうとか、思ってなくて。いいものが見たいです。で、それを好きになってくれる人と一緒に嬉しがりたい。売れたら生きていけるから嬉しいけど、そこが一番になったらうちは終わるだろうなって思います。
ショーメ展、軽く迂回して“楽しく頑張ろうって思う。”という再確認をした感じでした。
大事、大事。多分。
さて、今週はお休み週。
ですが、例の毛糸のアイテムなどなど詰めていこうと思います☆
ではまた来週の水曜日に。
毛糸が恋しくなってきたのは秋になった証拠でしょうか。
というわけで、近日中に毛糸を使った新作が出そうな感じです。
毛糸ぐらいですかね、、こう風物詩的なものを制作から感じるのって。
夏だからターコイズ、冬はファーみたいなことがあまりないので。
そんな秋のある日会期終了間近のショーメ展に行ってきました。
やっぱり、最寄りでこれだけのものが見られる状況。行かないわけにいかないなと。
でも、この言い方から伝わってしまうでしょうか。
あんまり乗り気じゃなかったんです。なぜか。
で、実際に見てやっぱりちがうんだなーと再確認したというか。
ざっくり言うとショーメのジュエリーってナポレオン周辺の方々中心に向けて作られたもので、間違いなく美しいし今の私にはそれに気づくことさえできないレベルのものすごい技術の集積なんです。
でも、全然好きじゃなくて。なんというか息ができない感じ。楽しく作っている要素の少ない感じ。
実際のところはわからないですが、たとえば見ている向きや照準、何を大事にしているか、が“ナポレオンが喜ぶかどうか。”だったんだろうなと思うような。
そりゃナポレオンですし、目眩がするような金額のものを作るわけなので現代だってそうすることが大事なんだろうとも思うのですが。全然好みじゃない〜と思いながら、何度もルネ・ラリックの作品のことが頭の中をよぎっていました。
ラリックって、きっとお互いに“比べてもらっちゃ困るわ”というような存在なのかもしれないのですがすごくラッキーな芸術家で、完全にラリックに丸投げでお金も時間も好きなだけ使いよし。みたいな石油王にかわいがられてものづくりをしていたようで。
そのためかラリックの作品って線とか、質感とか、ラリックの美意識において(よっしゃー!!)みたいな追求と喜びの結果なんだろうなと感じるんですよね。完全で、妥協もないのにやさしいというか、やわらかいというか、自然というか。
私が向かいたいのはそっちだなと思いました。
あと、多分、今からショーメを目指すのは遅すぎるのだとも思います。
私はあまりこういうことを言わないタイプですが、人間の機能上目を逸らせないところで。
でもだからラリック。というのではもちろん全然、全っ然なくて。というか今話しの土俵がすごいことになっている(ショーメとラリック。。笑)のであれですがという。(しつこい笑)
ただ、私の中にもしかすると何かいいものがあるかもしれなくて、それを掘り出せたら自分や、誰かを嬉しくさせるようなミラクルが起きるんじゃないかと思って、それを掘り出す精度を少しでも上げられるよう頑張って技術を得ようとしている、それが今。という感じですね。
昔からですが売れるものを作ろうとか、思ってなくて。いいものが見たいです。で、それを好きになってくれる人と一緒に嬉しがりたい。売れたら生きていけるから嬉しいけど、そこが一番になったらうちは終わるだろうなって思います。
ショーメ展、軽く迂回して“楽しく頑張ろうって思う。”という再確認をした感じでした。
大事、大事。多分。
さて、今週はお休み週。
ですが、例の毛糸のアイテムなどなど詰めていこうと思います☆
ではまた来週の水曜日に。


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