北国に住んでいます。
横浜にも住んでいました。

どちらも好きなのでいっそもうどこにいたって同じ、と思うようにしたのですが、意外なことにどこにいても同じものに限ってそれぞれ明らかに違っているような気がします。

例えば、空。例えば、空気。例えば、夜。



端材を利用したつみきみたいなブローチができました。
裏側にはなんと鉛筆で描いた線。
鉛筆の質感がもつ、未確定な雰囲気をこっそり愛でるのもまたよし。




↑DAY

このブローチは北の真昼の空のこと。
いくらでも飲み込めそうな透き通る空気と、きっぱりした空の青。
潔く、やさしいと、あの空のことを思います。


↑Night

こちらは何もかも殺菌されてしまいそうな、凍てつく夜のこと。

目が慣れないほどの本当の闇と隣り合って、アンバランスな温もり。明るさ。
「だいじょうぶ。」と言われて、それをそのまま信じられる灯り。
吹雪の中、ひどい目に遭って帰ってきた家はいつもそんな顔をする。



ナチュラルですが、存在感のあるブローチなのでお鞄のワンポイントや、マフラー・ストールを留めても。







サイズ：約2×4.5×0.9cm（ヤスリがけにより前後します）







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